「出雲」といえば,「出雲大社」。3度ほど訪れた。島根には,いろいろ思い出がある。
しかし,「出雲」と聞いてまず思い浮かべるのは,「サンライズ出雲」。「サンライズ瀬戸」のノビノビ座席を利用したことのある私は,「ノビノビ座席は,もちろんそのリーズナブルな料金と旅の感覚から,大好き」だが,また乗るのであれば,今度は奮発して「A個室寝台」に乗りたいと考えた。
作戦を練った。乗車1か月前がちょうど休日だった。10時から切符は発売になる。30分前には,駅に着いた。数個ある窓口には人が並んでいる。その進み具合を見て,ちょうど10時に窓口に行けるタイミングで並んだ。ねらいは成功。「サンライズ出雲のA個室寝台を取りたい」と話しているうちにちょうど10時になるタイミングだ。窓口の駅員さんは,すぐに切符を取るべくアクセスしてくれた。それなのに,なぜだ! 個室はもう全て売り切れていた。
結局,再び,「ノビノビ座席」に乗って,私は出雲へ向かうことになった。後から思ったのは,「これは旅行社に頼むべきものだ」ということだ。旅行社は,「私たちもその時間にならないととれないので,確約はできません」などと言う。しかし,その言葉を信じてはいけないのだ。たぶん。きっと何かある。その業界の何かがあって,個室寝台は,事前におおよそSold Outだったのだ。いつかリベンジする。