< No53. 奈良県 奈良鹿ないカレー >
★★★ ※主観的かつ偏った個人的好みによる評価です。
賞味期限2021.12.05 2021.9.23拝食
「鹿ないカレー」って,なんだ? 「鹿ない」って,銘柄の牛肉? ああ,そうか,奈良だからのしゃれか。「鹿肉は,入ってないよ。」って,言ってるわけだ。で,「牛カッパ」って,何? えっ,こんにゃくも入っている? しかも玉こんにゃく? 何それ? どうだろうなあ…。でも,「奈良カレーグランプリチャンピオン」。へえ~。想像できない。赤ワインにデミグラスソースにココナッツミルクが原材料に入ってる。ハヤシカレーというやつか。でもなぜこんにゃく? … まずは,食べよう。
色,薄い。濃いブラウンの見た目が好きな私としては,黄色がかったカレーは,好みからずれる。水分多し。ゆるゆる。ご飯にしみとおっていく。玉こんにゃくがごろごろ3個。薄切りの大き目の肉。これは,未知のカレーだ。
甘めスパイシー。うま味は十分。調和のとれたうまさ。スパイシーな甘さがしっかり残る。余韻は残念。辛さが勝っている。こんにゃく。こんにゃく自体は,しっかりと深部まで煮込まれていて,こんにゃくの臭みゼロ。こんにゃく本来のうまみががいきわたっている。とてもおいしいこんにゃくだ。カレーとけんかしていないのが不思議。カレーがほんのりとこんにゃくに風味を加えている。おかしくはない。恐れていたミスマッチはない。カレールーと,こんにゃくとご飯を一緒に口に運ぶ。なるほど。ありだ。こういうカレーもありだ。こんにゃくの触感はvery good. うま味二重丸。本当においしいこんにゃくだ。肉,しっかりおいしい。なじみのない食感。ちゃんとおいしいカレーだ。ただ,私の好みから,色,とろみ,あとをひくうま味の少なさという意味で,☆3つ。うま味より辛みが勝っている。これが好きな人には,たまらなくおいしいカレーだと思う。
ところで,「カッパ肉」って,何? 「肉バカマニア」さんのブログによると,「牛の前腹の皮と脂身の間にあるスジ肉の部位のこと」「鶏肉や豚肉にはない,牛肉本来の濃厚さを味わうことができます」「あまり出回らないためお肉屋さんでも扱っていないお店があるようです」とのこと。牛肉の部位には,いろいろな名前があって,それぞれの肉の特徴があって,それをうまく活かしておいしい料理にする料理人さんの腕があるんだなあと,改めて思う。「食材をどう活かすか」。プロの料理人さんは,試行錯誤を繰り返して「最高にうまい」を発見しているのだろうと,思いをはせる。そういえば,「松音商会」のものとある。これは,文句なくおいしい。株式会社 松音商会 1910年創業とのこと
地産地消が多いレアな奈良県産食材を99%使用「奈良鹿ないカレー」の土産レトルト|マクアケ – アタラシイものや体験の応援購入サービス …「奈良鹿ないカレー」誕生秘話だ。このほか,カレーグランプリチャンピオンになった,もともとのカレーを食べられる「Bar Sally」についても,ネット上にたくさん載っていた。奈良に行ったら,古寺巡り+「Bar Sally」カレー訪問もしなくては。楽しみが増えた。