二十代の頃,小豆島に船で渡って,原付バイクで島を1周した。 海の水に触れたくて,目についた所でバイクを止めて浜に下りた。そこでは,お兄さん(おじさん?)が大きな貝をその場で焼いて食べさせてくれた。そのおいしかったこと! 貝の名前もお兄さん(おじさん?)の顔も覚えていないけれど,そのおいしさと,なんだか幸せだったことを覚えている。 小豆島といえば,「二十四の瞳」。映画のセットが残されていた教場を見て,子どもの頃に夢中で読んだお話が甦った。小豆島は,オリーブの島,そして醤油の島だと知ったのもこのときだ。